福岡証券取引所がプロ投資家向け市場「福岡プロマーケット(FPM)」を開設したのは、地域企業の成長を促す狙いがある。上場の間口が広がるだけでなく、プロ市場から一般市場に昇格させることなどを通じて支援できるという。地方の証券取引所がプロ ...
MICE(国際会議や展示会など)の開催都市として飛躍を目指す大阪が、足元の誘致競争で苦戦している。2023年の国際会議の開催件数は51件と東京の6分の1にとどまった。他都市に比べ見劣りする施設や誘致組織などをどう拡充していくか。受け入れ体制のテコ入れ ...
三陸地方にある岩手県陸前高田市の港に面した一角。「ふえるわかめちゃん」で知られる理研食品(宮城県多賀城市)が運営する海藻の陸上養殖施設に、炭素を海で貯蔵する「ブルーカーボン」の研究の一端を担う設備が導入された。新たに設置したのは4台の大型の水槽。1台 ...
戦争に大義などあるのか。約100年前のウクライナを描く新国立劇場の舞台「白衛軍」は、今まさに切実な問題を投げかける。人類が克服できない戦禍の非人間性を映す演劇による鏡だろう。1918年、首都キーウ。「偉大なるロシア帝国」への郷愁をもつトゥルビン家につ ...
秋田県内で養殖漁業の取り組みが広がってきた。男鹿市で2026年夏に高級魚の陸上養殖が始まり、マガキ養殖を目指す動きもある。八峰町ではサーモン養殖が4年目に入る。漁業者は今後も漁獲量減少が続くとみており、収入安定や担い手確保へ「育てる漁業」に活路を開こ ...
【ベルリン=南毅郎】連立政権が瓦解したドイツで16日、ショルツ首相の信を問う信任投票が実施される。2025年2月に予定する解散総選挙に必要な手続きで、野党の反対で不信任となる見通しだ。政局の混乱はドイツ経済に影を落とし、25年もゼロ%成長にとどまる懸 ...
太陽表面の爆発現象である太陽フレアの地球への影響が懸念されている。現代社会は電力網や通信、衛星測位などフレアの影響を受けやすいインフラへの依存を深めており、損害リスクは高まる傾向にある。太陽活動は今秋頃からピーク期に入っている。波状的に訪れる影響に備 ...
厚生労働省は医師不足の地域と過剰な地域が点在する「医師の偏在問題」を改善するため社会保険料を活用する方針だ。本来なら医療サービスの対価に充てるべき保険料を、地方で勤務する医師の待遇改善に使う。財源に困ると「取りやすい」保険料に頼るのは、もはや厚労省の ...
大学基準協会の大学評価研究所が、大学教育の質保証への学生の参加状況を調べた結果がまとまった。調査研究部会長を務めた堀井祐介・大阪大学教授に寄稿してもらった。大学での学びが学習者中心といわれるようになって久しい。教壇の教員が教科書の解説をするだけの授業 ...
米国の投資銀行、ゴールドマン・サックスが日本に進出して半世紀がたつ。高度経済成長を支えた都市銀行や長期信用銀行、証券会社がバブル崩壊などで機能不全に陥るなか、代わりにリスクマネーの供給などを担うようになった。産業界の節目となる数多くのディールに関わり ...
産業技術総合研究所の竹村謙信主任研究員と本村大成研究チーム付らは、微細な構造の金型を室温で作る技術を開発した。熱で原型の構造が崩れるのを防ぐことで、トンボの複眼の形をした金型作製にも成功した。微細構造が持つ優れた性質を産業に応用しやすくなる。生物は大 ...
半導体製造装置などの国際展示会「セミコン・ジャパン」が11〜13日に開かれた。会期中は多くの来場者でにぎわったが、会場で目立ったのは実機の展示がないブースだった。情報収集や取引先開拓のために多くの中国人が来場したが、実機を見られずに肩すかしを食らって ...